大学院で借りれる奨学金は大学とは異なり、世帯収入に左右されないため必ず無利子のものを借りることができます。
無利子の奨学金は大学の免除対象に含まれるため、是書きでも免除を勝ち取りたいものです。
そこで今回は大学院の奨学金免除を絶対に勝ち取る方法を紹介しようと思います。
目次
- 大学院の奨学金免除を勝ち取るには研究室選びが重要
- 研究室はどうやって選べばいいのか
大学院の奨学金返済免除を勝ち取るには研究室選びが重要

結局これにつきます。
まずは奨学金免除の対象を確認しておきましょう
1. 学位論文その他の研究論文
2. 大学院設置基準第16条の2に定める特定の課題についての研究成果
3. 大学院設置基準第16条の2に定める試験及び審査の結果
4. 著書、データベースその他の著作物
5. 発明
6. 授業科目の成績
7. 研究又は教育に係る補助業務の実績
8. 音楽、演劇、美術その他の芸術の発表会における成績
9. スポーツの協議会における成績
10. ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績
11. その他機構が定める業績
特に優れた業績と評価方法 | JASSO
11の項目がありますが、重要視されるのは間違いなく1,2でしょう。というか4,5なんてどうがんばっても無理に近いですし、8,9は研究分野の都合上論文を出せないところへの救済措置と考えられそうです。
最低でも6の授業科目の成績と、7のTAといった業務は行っておきたいところですが、そこでは差があまりつかないのでやはり1,2の国際論文の投稿や、学会への参加数が決め手になると考えられます。
以上をふまえると
国際論文を数多く出している、また国際学会への参加が可能な研究室にいくことが一番手っ取り早い方法だといえます。
研究室はどうやって選べばいいのか

となると重要となるのは研究室選びです。
いろいろなサイトで研究室の選び方が紹介されていますが、今回は奨学金免除を勝ち取る方法に焦点を当ててご紹介します。
ですのでコアタイムがないとか、研究室の空気とかそんな考えは毛頭ありません。
まず前項でお伝えした通り、奨学金免除には国際学会への参加数や論文の数が最重要項目となります。
ですので学会や論文を頻繁に出している研究室にいくのがもっともよい選択だといえます。
ただ、それだけでは絶対に勝ち取れるとは言い切れません。
なぜなら研究室によっては1つのテーマを一人で仕上げる研究室と、1つのテーマを複数人で仕上げる研究室があるからです。
当然後者の方が論文に名前が載る確率が高まるので、免除対象となる確率が高まります。
私は前者の研究室を選択してしまい、何とか論文一報出せましたが、免除対象とはなりませんでした。。。くそすぎる。
研究体制の見極め方は直接聞く方法が一番手っ取り早いですが、以下に紹介する方法でも確認することができます。
①研究室のホームページに記載されているメンバーを書き出す
研究室のホームページにいったら、B4,M1,M2,Dの学生、そして助教授の名前を学年と一緒に書き出します。
②研究室のホームページに記載されている過去3年分の論文に記載されている名前をみる。
次にやることはその研究室で出されている過去三年分の論文に記載されている名前を確認することです。
特に修士課程(M1,M2)の学生の名前がどれだけ載っているかを確認しましょう。
論文のファーストオーサーは研究室にもよりますが、研究室のボスか、准教授、助教授、もしくはDの学生となっているでしょう。
もちろんMでファーストオーサーとして論文を出せれば、確実に奨学金免除を勝ち取れるでしょう。
しかし、とんでもなく優秀な学生か運がよくなければ普通出来ません。
つまりファーストオーサーを目指すのではなくとにかくたくさんの論文に名前を載せることが重要なのです。
ちなみに研究分野にもよりますが、旧帝大レベルの研究を活発に行っている研究室では、二年の間に3報以上の論文に名前が載っている印象です。レベルの高い大学ほど周りのレベルも高いので、免除を勝ち取るのが難しくなっていきます。
以上をまとめますと。
- 奨学金免除を勝ち取るには論文に名前をたくさん載せることが重要
- そのためには論文をたくさん出している研究室に行くだけでなく、一つのテーマを複数人で仕上げる研究室にいく
- そしてあとは先輩、助教のいいなりになって無心で実験する。(笑)
残念ながらこの手の研究室はブラックであることが多いです。
大学院の奨学金返済免除についてはいろんなサイトで紹介されていますが、コアタイムがない研究室でもとれましたとか、自分の隙間時間をうまく使ってとれましたとかいろいろ情報がありますが、レベルの高い大学になればなるほどそう簡単に返済免除はとれません。
となると自分のレベルを過信せず、レベルを下げるといった方法も奨学金返済免除をうけとる手段といえるかもしれません(笑)
いずれにせよある程度の覚悟を持っていきましょう。。。