皆さんの周りに何かとすぐキレる人はいませんか。はたまた、そのすぐキレる人が自分だったりしませんか。
どちらにしてもキレてる人の周りにいる人はキレられてる当事者でなくてもよい気分にはなりません。
今回の記事ではそういった人たちに振り回されないようにする方法、また自分自身が怒りやすい場合はそれを鎮める方法についてまとめました。
これら2つを行うために最も重要なのは、なぜ怒りがわくのかを知ることです。記事を読んで怒りについて知っていただき改善していただけたら幸いです。
記事の内容
- 怒りの種類
- 怒りの解消法
- まとめ
怒りの種類
怒りについて私は直接的な怒りと間接的な怒りの2種類あると思っています。
- 直接的な怒り
これは非常に分かりやすいもので、自分自身が何かの原因で怒られている、または相手に対して怒っているような怒りです。例えば、自分のものを壊されたり、暴力を振るわれたりといった直接いやなことをされた際に感じる怒りです。
- 間接的な怒り
一方で、間接的な怒りとは自分の境遇に対して不満を感じている人が関係のない相手にあたるような怒りです。例えば、家庭内でのストレスを他のコミュニティーに持ち込みずっといらいらしているような怒りです。
さらに間接的な怒りには同族嫌悪といったものも存在します。分かりやすい例でいうとミーハーに対する怒りのようなものです。
このように間接的な怒りは明確な目的がなく生じます。
怒りの解消法
ここまで怒りの種類について説明してきましたが、結局のところ怒りが生じる原因というのはどちらの場合においても、相手より上に立ちたいという欲求から生じます。
なぜなら直接的な怒りの場合、尊敬している人のミスで自分に被害が生じても感情に身を任せて怒ったりしませんし、間接的な場合でもいくら自分がイライラしているからといって目上の人にはその怒りをぶつけようとは思わないからです。
つまり、プライドです。別に感情に身を任せて怒らなくても落ち着いて言いたいことを言えば伝わります。これは相手がキレてきた際に言い返してやろうと思う気持ちも同じで、その気持ちを持った時点であなたはプライドが高い人間だということです。
とはいっても人間なので感情があります。なので私は、最初の内は自分がキレられても、自分の周りにキレている人がいてもその人に対して感情的に対抗するのではなく、頭の中で(他人に怒らないと自分の存在価値を見いだせない人なんだ。そんなことするよりおおらかに接する方が相手からの信頼も得られて自分の存在が重要であることが自分自身でもわかるようになるのに。。。)みたいにかわいそうだなと思うところから始めました。
これは感情には出してはいないものの、腹の中で相手を見下す行為であるためよくはありません。しかし、よくないことと分かってすることで次第にアンガーコントロールができるようになり、そういった考えに至る前に、次第になんとも思わなくなるようになります。
最後に、心理学者であるブラッド・ブッシュマンが行った怒りに対する実験を紹介します。
まず、被験者を挑発します。次に挑発された被験者を3つに分け、一つは挑発してきた人を思い浮かべて気のすむまでサンドバックを殴ってもらい(A)、一つはエクササイズをしていると感じながら気のすむまでサンドバックを殴ってもらい(B)、もう一つは2分間静かに座っていてもらいました(C)。
すると、(C)が最も落ち着き、(B)、(A)の順にサンドバックを殴る時間が長くなることが分かりました。
つまり、怒りは体現するよりもなにも考えず静かにしていた方が収まります。
まとめ
怒っている人も怒られている人もストレスが溜まります。感情的になって怒らないようにアンガーマネジメントをしましょう。