子供の時に意味を感じなかったことに対して大人になってその大切さに気付くこと

自己啓発

 私は子供の時に大人に言われてやらされている多くの事に対してそれになんの意味があるのか分かりませんでした。しかし、大人になってそれらの多くは意味のあることだったとわかりました。

 これを読んでくださっている方の多くは大人だと思いますが、読みながら共感したり、また子供にその意味を教えてあげることなどに役立ててくださるとうれしいです。

子供の時に意味を感じなかったこと

  • 勉強
  • 宿題
  • 部活

勉強

 ひとえに勉強といっても様々な教科があるため、まず勉強をする意味に対しての考えを説明した後、各教科ごとの意味を考えていきたいと思います。

 そもそもなぜ勉強しなけらばならないのかということを突き詰めると、賛否両論はあるかと思いますが人生を生きやすくするためであるということにたどり着きました。どうでしょうか(笑)

 よく世の中は偉い人が得するようにできているといいますが、つまるところ私が言いたいことはこれです。話が長くなるので割愛しますが、知れば知るほど自分が損していることに毎日気づかされます。ここから脱するためには知識を広げて行動しなければなりません。

 しかし、勉強してこなかった人はこれができません。たとえ学校の勉強が直接関係していなくても、新しい知識を自分のものにしてアウトプットする力を持っていないため、勉強してきた人に比べてインプットの時間が長くなり頓挫してしまいます。

 まとめると自分の今の状態を改善して生きやすくしようと思っても、新しい知識を取り込む力がなくて途中であきらめてしまいます。このことは勉強だけでなく、後述する部活にも関連していきます。

ここから各教科毎について考えを説明していきたいと思います。

  • 数学

 数学は勉強する意味が分からないランキング一位といっていいくらい、吐くように数学なんてなんの意味があるのという言葉よく目にします。私は数学というものが論理的思考力を身に着ける最大限のツールであると考えています。そして、意味を見いだせていない人の多くは論理的思考する前段階で頓挫している気がします。

 例として基礎を身に着ける段階でそれを学ぶ意味が先行し理解することをあきらめてしまうケースです。数学を学ぶ意味はその先にあります。今持っている知識を駆使して答えを導く際に寄り道せずきれいな論理で回答を作る。これほど論理的思考力を鍛える練習はありません。そして、なぜこれほどまでに論理的思考力を重要視するかというと仕事をするうえで最も重要なスキルであると感じているためです。

 論理的思考力の高い人が書いた文章は端的で非常に読みやすく、また発言においても分かりやすいことからそれだけで仕事ができる人だと認識されます。

 一度機会があったら数学者である望月新一さんのブログを拝見してみてください。私から見たら難しすぎる内容ですが、一文一文が適切な位置に並べられており対比表現を用いて具体例が挙げられた文章構成を美しいとまで思いました。

  • 国語

 国語も数学同様、論理的思考力を身に着けるツールです。筆者の気持ちに論理的思考力もくそもないよと思うかもしれませんが、文章は最も伝えたいことに導くためのものなので、それを読み取ることは論理的思考力を要します。論理的思考力が重要であることは前項で説明したので省略しますが、国語の文章も本質的には数学と同じで、異なるのは初めに導きたいことが分かっているのが数学、読みながらわかるのが国語です。

 また、文章を作る上で一文一文を適切な位置に配置し結論に結び付けることの他にも、文自体の主述関係を正確に行うことなどを丁寧に行うことで読みやすい文章が出来上がります。このことも何かを相手に伝えるときに重要になります。

 私は国語の重要性を軽視してあまり勉強していなかったため、大学でのレポートや卒論で苦労しました。

 現在、このようにブログを書いているのも一種の論理的思考力のトレーニングです。

  • 英語

 英語を学ぶ意味も本質的には国語と同義であると考えています。それは同じ言語というカテゴリーであり、主語、目的語、動詞の順番の違いから文章を構成するといった点にあります。

 つまり、国語を母国語として学ぶのではなく英語を学ぶような感覚で視点を変えることができるということです。国語というのは母国語なので感覚的にとらえてしまうことから論理的思考がしにくいものですが、英語を学ぶことで国語を論理的な思考で学ぶことができるようになると考えます。

  • 理科、社会

教養として面白いとしか感じないので明確な意味を教えてください(笑)

宿題

 宿題をする意味は授業の復習というより、やるべきことを決められた期日までに仕上げる能力を養うことにあると思います。大人になると、今日やるべきこと、明日やるべきこと、今週中にやるべきこと、今月中にやるべきことなどやるべきことの優先順位を見極めて仕事することが求められます。

 そして、これを見極める力、整理する力がある人ほど仕事を素早く済ませ、結果として昇進したり自分の時間を確保することができるようになります。

 だから、自分にはこの宿題は簡単すぎるからやる必要がないという考えではなく、やるべきことの中でこれがどの程度の優先順位なのかを常に考えるようにしてください。

部活

 私は部活に対して一つの事に一生懸命に取り組むことと、組織での自分の存在意義を確立することの二つが重要であると思っています。

 大人になると日々を惰性で過ごす人が増えますが、こういう人たちは往々にして人生で一つの事に熱中したことがない人たちです。人間は何かに熱中しているときに幸せを感じる生き物です。そして熱中するということは時に大変さ、つらさを伴います。

 大人になったときに何かに熱中して人生が楽しいと思えるようにぜひ部活に一生懸命に取り組んでください。

 そして、社会に出ると寄せ集めの集団(会社)の中で自分を表現しなくてはなりません。その時に、部活動内で自分の存在意義を確立した経験はその時に生きてきます。

まとめ

 子供の時に意味が分からなかったことが大人になって価値観が多様化することで自分なりに意味をつけることができるようになります。ただ、大人の考えを子供に強制しても意味はありません。子供にとって正しい理解へ導き自分で意味を見出すことが重要です。

最後に、中高生の皆さん。記事内でずっと子供扱いしてすみませんでした(笑)

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