気が散って集中できない人必見!集中力が倍増させる方法

自己啓発

 何かに集中したいとき周りの雑音や、他事を考えてしまって集中することができないといったことを経験したことはありませんか?

 私は特に人よりも気が散りやすいと感じていて、勉強に取り組むときにこのようなことがしばしば起こります。私のように集中力が低く自分の思い通りのパフォーマンスを発揮できずに悔しい思いをした人も多いでしょう。

 しかし、周りにはとてつもない集中力で物事に取り組む人たちもいます。この差は何なのでしょうか。そして、できる事なら彼らのような高い集中力を身に着けたい。

 そこで、本記事では辻秀一さんが書いた「ゾーンに入る技術」という本を読んでどのようにしたら高い集中力を身に着けることができるのかをまとめました。 

  まず、結論から言います。

集中力を鍛える方法はライフスキル脳を鍛えることです

 記事の中でライフスキル脳とは何なのか、どうすれば鍛えれるのかを説明していきます。

記事の内容

  • 認知脳とライフスキル脳
  • ライフスキル脳の鍛え方

認知脳とライフスキル脳

 そもそもなぜ人間は何かに取り組むときに周りの出来事が気になってしまうのでしょうか。

この答えはこれが元来、人間がもつ能力であるからです。この能力は人間がもつ認知脳によって起こります。かつて人間が食物連鎖のピラミッドの頂点に立っていなかったとき、いつ敵がきてもいいように外部の情報に敏感になるように脳が発達しました。これこそが認知脳です。

 認知脳は外部の情報からやるべきことを明確にしてくれ、何を取り組めばよいのかを理解することができる反面、取り組み始めると集中を阻害する働きも持っています。

 そこで登場するのがお待ちかねのライフスキル脳です。

 認知脳は外側の出来事に向いた脳の機能ですが、ライフスキル脳は内側の心の状態に向いた脳の機能です

  つまり、何かに取り組むときの心の状態を表します。集中状態に入るには認知脳でやるべきことを明確にし、ライフスキル脳でどのような心の状態で取り組むのかを明確にする必要があります。

 ここで重要なのは、認知脳とライフスキル脳とのバランスです。認知脳は成長の段階で鍛えようとしなくても勝手に備わっていきます。そのため私たちは、ライフスキル脳を鍛えれば、だれでも集中状態に入ることができるようになるということです。

 具体例を挙げましょう。皆さんの周りには怒りっぽい人や常に不満を言っている人はいませんか。車を運転中、部活中、勉強中、仕事中、挙げればきりがない場面で見つけることができます。こういう人たちは認知脳が働きすぎてライフスキル脳が足りていません。外側で起きた出来事を認知脳で把握し、それを処理するライフスキル脳が足りていないから感情的になります。現に、同じ出来事でもストレスの程度は人によって異なります。これはライフスキル脳に違いがあるためです。

 このような感情のままでは集中できるはずもありません。

まずは集中できない仕組みを知ることが重要です。なぜならこれを読んだ後の皆さんはストレスを感じたときに客観的に認知脳が働くからです。集中が切れたときに、認知脳が働きすぎてるなと一息ついてみてください。これによりライフスキル脳の鍛え方を知らなくても多少は集中できる状態になります。

ライフスキル脳の鍛え方

 本の中ではライフスキル脳を理解するために多くの肉付けがされており、理解は深まる反面、情報量が多いと感じました。そこで、私が重要だと感じた部分を以下にまとめます。

 まず、認知脳によって得た外部からの情報に自分の心が支配されるのではなく、自分自身の表情、態度、言葉、思考が自分の心を支配していると考えてください。

心に余裕がないときとあるときとでは、いやなことをされたときにいやだと感じる度合いが異なるのがよい例です。このようにまずは自分自身で表情、態度、言葉、思考によって心を作ることが大切です。

 ここまでの内容は何かに取り組むときではなく、日常で行ってください。そうすることでライフスキル脳が鍛えられます。

 そして、日常で実践できるようになったら、次にタスクに取り組む際の心を作ります。それは

  • 好きを大事にして考えていること
  • 自分で決めてやっていると考えていること
  • 自己成長を原動力に考えていること
  • 一生懸命が楽しいと考えていること
  • 感謝を大事に考えていること
  • 自分だけでなく組織にも貢献していると考えていること

です。

例えば、勉強においては自分で決めてやるのと人から言われてやるのでは気の散り方が変わるし、加えて新しいことを知るということがとても楽しいということが分かれば、好きで取り組むことが可能になるし、同時にその先に成長を感じることができます。

また、部活動においても何かに一生懸命に取り組んでいるときは気も散らないし、その後の人生で充実していたと感じることができるでしょう。そして、こんなに熱中できる時間を与えてくれた人へ感謝することもできます。

 そんなきれいごと考えられない人は一つ戻って自分自身の心を決めるのは自分自身の表情、態度、言葉、思考であることを再度理解し、日常で実践し続けてください。

少しずつ集中力が高まっていくはずです。

 まとめ

 集中できない原因は認知脳にあることを理解し、それを防ごうとするのではなくまず受け入れて理解することが重要です。そして、ライフスキル脳を鍛えることで認知脳によって意味づけされた外部の出来事に心が支配されるのではなく、自分自身の表情、態度、言葉、思考によって心を支配してください。最後に、タスクに取り組む際の心の在り方を忘れずに取り組んでください。そうすれば、外部の出来事に気が散らない集中力を手に入れることができるでしょう。

 最後に、この本を読んで当初は集中力だけ鍛えられればいいやと思っていましたが、人への感謝の重要性を説かれ感謝の重要性を知ることになりました。ここで伝えたこと以外にも自分の目でこの本を読むことで多くの事を知ることができ、人生観が変わると思います。ぜひ一度読んでみてください。

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