受験勉強お疲れさまでした。タイトル通り私は受験に失敗しています。つらいですけど生きています。もう4,5年経ちましたが。。。
この記事では受験に失敗した私がつらい気持ちや劣等感を最小限にするために行ったことをまとめました。5分程度で読めると思うので受験に失敗しつらい気持ちを抱えた皆さんにぜひ読んでいただきたいです。
記事の内容
- 落ちてつらかったこと
- つらいときにしてはいけないこと
- つらいときにするべきこと
落ちてからつらいと感じたこと
私は第一志望に合格することができず、私立の理系大学(滑り止め)に進学することになりました。
まず、落ちたときに滑り止めで受かった大学に進学するか、浪人するかの二択に迫られます。
私は、滑り止めで合格した大学に進学することを決断しました。なぜ、この決断をしたかというとつらい、悔しいといった気持ちを糧に大学での勉強を頑張ろうと思ったためです。
入学してまず思ったのは、指定校推薦入試といった推薦で入学してきた人とのレベルの差です。いままでなんでこんなに一所懸命に勉強してきたのだろう。。。と何度も思いました(今思うとおごりすぎていたなと反省)。
ここで悔しい気持ちを大学の勉強にぶつける気持ちが何度もそがれかけました。
つらい気持ちは学外でも感じました。特にバイトはつらかった。。。自分の行きたかった大学に在籍する人と一緒に働くときは自分を殺して相手に不快感を与えないように接していました。
こんな日々を毎日送っていたら精神がおかしくなりそうで、外に出たくなくなることもしばしばでした。
当時の私は毎日のようにネットや動画で大学受験に失敗してからの立ち直り方を調べていました。しかし、そこに書かれていることがきれいごと過ぎて虫唾が走りました。大体の人がこう言います。
「受験がすべてじゃない」と。
ふざけんな!高校卒業まで部活と勉強しかしてこなかった私にとって、社会にでるとかお金を稼ぐとかそんなことよりも、何年間もしてきた努力が報われなかった事実に悔しさがこみあげてんだよ。受験がすべてじゃない理由をごたごた言われてもなんの解決にもならん。
つらいときにしてはいけないこと
私は幼いころからスポーツをしており、そのおかげもあってか対人関係には前向きで社交的な人柄でした。しかし、前述したとおり気持ちがふさぎ込まれ、さらに大学ではずっと続けてきた部活もやらなくなったこともあって、虚無感にもさいなまれるようになりました。
あー、大学受験に失敗しただけでこんなにも人が変わるのか。。。
このころから、身に起こるすべてに対して怒りの感情が芽生えるようになりました。余命宣告された患者に見られる様子と一緒かもしれません。ある意味人として死んでいたのかもしれません。
朝起きると決まって、また目覚めてしまったことに対してなんで生まれてきたのだろうと生んだ両親に対して怒りがこみ上げました。大学に行っても髪を染めてちゃらついているやつをみるとイライラしました。やる気のない学生、それをみてやる気をなくす先生、逐一注意してくる先生もむかつく。バイトに行けば案の定むかつく。寝る前は満足のいく進路を歩んだ人を想像して涙が出ました。
ここまでくると受験は関係ありませんが、人を憎んでもいいことないことが分かります。時間がたった今だから言えることかもしれませんが。当時の自分がこの文章をみてイライラしないように最善の注意を払ってきましたが、これだけは言わせてください。
自分自身の問題を他人への怒り、憎しみには変えないで。あとは、自分にとっては滑り止めでも自分のせいで落ちた人がいる事を忘れないでほしいです。
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つらいときにするべきこと
大学に入学してから半年がたちました。友人関係をなんとか保っていたかいもあって、時間の経過とともに少しいやな気持ちが薄れ、自分を俯瞰できるところまで来ました。友達と時間には感謝です。
私は半年間前に進むことができませんでした。4年経った今でも思い出すと悔しさがこみ上げます。何かに立ち止まったとき、世の中には多くの言葉で精神論的に解決を促そうとする人が多い気がします。しかし、それは本質ではありません。
私は、半年間経って自分を俯瞰できるようになってから気づきました。
精神論で問題を気にしないようにするのではなく、何か別の事に熱中することで気持ちが楽になるということを。
なんだそんなことかと思って鼻で笑うかもしれません。鼻で笑いながらぜひ試してみてください。以下に私が行ったことをまとめました。
- 落ちた大学よりもレベルの高い大学の修士課程に進学する
- 資格の勉強をする
- 英語の勉強をする
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落ちた大学よりもレベルの高い大学の修士課程に進学する
自分の満足のいく進路に進むことができなかった全理系大学生にお勧めします。大学一年生の時にはどこの研究室とか細かいことは気にせず、入学出来たら満足できる大学を選んでください。世間はそれを学歴ロンダリングといいますが、耳を貸さずひたすらに志望してください。入学してみると超きもちいいいです。
志望の大学院が決まったら、やみくもに勉強するのではなくしっかりと授業を受けてください。院試に必要なくても大学での成績がいいにこしたことはないからです。そして、授業を受けながら自分が面白いと思える研究分野を探してください。化学系の学部に所属していた私を例に挙げると無機化学、有機化学、化学工学といった感じです。この中でもさらに細分化できますが、まずは大体でいいので勉強が面白い、もっと知りたいと思える分野を探してみるといいです。
皆さんが自分にとって楽しいと思える分野に出会えることを願っています。
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資格の勉強をする
資格をとることで将来の役に立つとかそんな戯言を言うつもりはありません。
大学受験という試験に失敗した方にとって最も重要なことは小さな成功の経験です。それをかなえるのに最も最適な方法が資格の取得であると考えます。
資格の難易度は何でもいいです。ただ、勉強方法を考えてください。大学受験に失敗した原因をしっかりと考えて取り組んでください。原因を改善して資格を取得し自分はできるんだという自覚を少しずつ取り戻してください。
自分が自分を信じれるようになることで精神状態は良くなっていくと思います。
英語の勉強をする
ここまでくると前項の資格の勉強といいたいことはほとんど同じです。
しかし、前項と異なるのは英語の勉強は大学一年からできる最も効率の良い大学院試験の対策になるということです。大学院試験で英語を課していない大学はほとんどありません。
さらに英語ができると進学後に論文を執筆する際に役立つことや、日々の文献調査での理解が早まるといった大学院生に欠かせない能力を手にすることができます。
また、TOIECやTOEFLといった試験は定期的に開催されていることから自分の努力をコンスタントに成功体験に変えることができるといったメリットもあります。
まとめ
大学受験に失敗すると、長い期間努力してきたことが報われなかったことから自尊心が大きく傷つきます。今回の記事で書いたことを実践して、少しでも受験に失敗した方たちが自尊心を取り戻せることを切に願っています。